北部 艋舺清水巖

艋舺清水巖

台北市万華区 台北市万華区康定路81号

祀られている神様

紹介

艋舺清水巖は、台北ではめずらしい「半分だけ」の古廟です。もとは三つの殿がありましたが、後殿は争いの火で焼け落ちたあと再建されず、建物はそこで途切れたまま——その欠けたところ自体が、この廟の歴史になりました。地元で祖師廟と呼ばれるこの廟は清水祖師(せいすいそし)を主祀し、1787 年に安渓からの移民たちの出資で建てられました。艋舺龍山寺、大龍峒保安宮と並んで「台北三大廟門」と称され、市定古蹟でもあります。中に入ると、思ったより静かです。龍山寺のような人出はなく、中庭から光が落ち、暗い色の木組みが音を半分ほど吸い取ってしまう。萬華で少し腰を下ろせる場所を探しているなら、隣の通りより、ここが向いています。

歴史

清の乾隆五十二年(1787 年)、安渓からの移民たちは翁有来を代表に選び、三万銀元を集めて廟を起工しました。三年後の 1790 年に落成し、故郷の清水本巖から分霊した清水祖師をお祀りします。この廟の運命を変えたのは 1853 年でした。艋舺で移民集団どうしの争いが起こり、火が廟にまで及んで清水巖は焼失します。信徒たちが再建したのは同治六年(1867 年)でしたが、後殿だけは元に戻りませんでした。修復されなかったその欠けは、いま台北でもっとも古い市街がどのように育ったのか——衝突と再建のくり返しのなかから——を、もっとも率直に語る証拠になっています。

参拝情報

住所

台北市万華区康定路81号

地域

台北市万華区